防振双眼鏡を使ってみた!(帝国劇場にて)
すっかり玉森君吹替の映画キング・オブ・エジプトにどハマリし、字幕でも観に行くほどの日々を過ごしていましたがほぼ上映が終了してしまい、いよいよ防振双眼鏡についてブログを書こうと思います。
下記のブログに記載していたとおり、2016年8月21日に注文していた防振双眼鏡、当初2ヶ月待ち(更に、途中販売元からのメールでは11月中旬予定と連絡が来ました)だったはずが、2016年9月1日……運良く10日で届いてしまいました。
ただ、自分はもしかしたら冬にあるかもしれない?現場に向けて購入したので特に急いでいませんでしたが、やはり目的の現場があるときにはお早めに決めたほうがよいとは思います。
なお、今回購入したのがこちら『キヤノン 10倍双眼鏡 BINO 10×30 IS II』
さて、この防振双眼鏡の思いがけない早めのデビューとなった現場が、2016年9月に帝国劇場で行われた『DREAM BOYS』。1階席のL~N席(大体真ん中くらい)の下手側の席で鑑賞をして来ました。
まず双眼鏡の画像がこちら。
並べてあるのは今まで使用していた双眼鏡と、2016年キスマイのコンサートで使っていたペンライト。黒いケースは付属品です。
防振機能を使用中は黄緑色のランプが光るため、赤いマスキングテープを重ねて光をちょっと抑えてみました。
防振機能のボタンは先人の知恵をお借りし、お弁当箱用のバンドにボタンを縫い付け更にボンドで固定したバンドで押しっぱなしに。シーン毎に防振機能有無を切り替えていたため、ちょっとこのつるっとしたボタンだと滑ってしまい改良の余地ありでした。こちらも先人の方々のブログ等で拝見しましたが、布などで包まれているくるみボタンのほうが良いと思われます。
以下、ほぼ宮田君を双眼鏡で追って使用した、双眼鏡にも舞台にも詳しくない人間が書いた雑な感想になります。
(私のスペックはコンタクト使用で視力0.7、身長158cm、筋肉少なめ)
【良かった点】
・とにかくよく見える
(一番ちょうどいい見え方をしたのが、JET BOYSの子達が特技披露をしているときに上手側の後方で見守っている宮田君。汗と張り付く髪の毛もばっちり見えます。立ち位置が下手側になるとほぼ上半身しか見えず、近すぎてうわっとなりました。衣装の跡なのか、お腹についてしまった赤くなっているところなどもはっきりわかります。角度的なものもありますが、ラストシーン、宮田君がベンチ横で屈んでいる時の悔しくて悲しそうなぎゅっと目をつぶっている演技も影になって薄暗い中よく見えました。
家で最初に使用してみたときは船で望遠鏡を覗いてるかのようなゆらゆら具合に酔うんでは?と思いましたが、実際は特に気になりませんでした。)
【悪かった点】
・でかい
(座席でピント調節をしていたところ、隣の方が大きさに驚かれ倍率や値段などを聞かれました。始まってしまえば気にならないかもしれませんが、ちょっと目立つかもしれません。通勤バッグの中に忍ばせていくには、国語辞典の大きさか500mlのペットボトル2本分くらいの余白が必要です。)
・重い
(帝国劇場ではペンライトやうちわなど他に持つものもなかったので両手で持っていましたが、試しに片手持ちをしてみたらさすがに重くて防振機能が役立たないほどの手ブレ。コンサートで立っている時のことを考えると、首もちょっと危なそうな予感。ちょっとした辞書2,3冊分くらいといった感じです。腕を鍛えるか、親指じゃなく4本の指を下にしてみるか迷います。)
・ピントは自分で合わせることが必要
(帝国劇場で1階席だったのもあり、近すぎたせいか途中まあまあの回数でピントを合わし直しました。これは私がへただったのもあるかもしれませんが、とにかく手ブレはしなくてもピントは自動では合ってくれないということです。)
・高い
(ドリボS席5回入れる値段がかかりましたので、先払いの舞台などが急に飛び込んでくるとあわあわします。)
以上、悪かった点の感想の方を多く書いてしまいましたが、双眼鏡を持って何のために安くないお金を払い、休みをとったり都合を合わせたり、ときには遠方まで出かけたりするのかという話です。見るためです。
参加できるだけでいい、って思う現場もありますが、やっぱり自分がそこに入れたからには雑誌や映像に残らない一瞬を鮮明に見たいじゃないですか。
スタンド席にいても「上の方も見えるよ~!」という声に対して(こっちからは見えないよ~……)と悲しくなっていた視力悪い人間なので、防振双眼鏡を持ってドーム公演の天井席に入るのがとても楽しみになってきました。
大手電機屋さんの双眼鏡コーナーのショーケースの中に同モデルを見かけたので、大きさや重さなど気になる方は一度そこで試してみるとよいかもしれません。